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症状

現在二人目を妊娠中で6か月になる。1か月半前から右骨盤辺りに違和感を感じ、徐々に痛みが鋭くなり、右股関節の付け根も鈍痛が出るようになる。仕事は長時間座っていることが多く、座りっぱなしの状態か続くと悪化し、歩くのも辛い。また、家事など中腰姿勢が多いと悪化する。学生時代から、慢性腰痛があり、一人目出産(4年前)の時も腰痛が悪化して整形外科を受診したが骨には異常なく、整体にて数回施術を受けたものの、完治はせずに、繰り返していた。その時も右側だった。これ以上悪化したら出産が不安であり、日常生活に支障をきたす為、来院した。

検査

立位では顕著な右足重心になり、右仙腸関節に圧痛がある。この仙腸関節の痛みが本人の訴える日頃の痛みである。立位から腰部を伸展すると痛みが増す。また、立位での前屈でも腰に違和感があり怖い感じがする。右股関節にかかわる殿筋・梨状筋・大腿筋膜張筋の緊張・圧痛が強い。腹臥位(うつぶせ)になると右仙腸関節の圧痛が消失するが、右の短下肢がある。腰部伸筋の緊張が強い。

施術

初回は骨盤の歪みを調整して、右股関節にかかわる緊張の強い筋肉(梨状筋・殿筋・大腿筋膜張筋)を緩めた。この時点で、顕著な右足重心が変化して仙腸関節の痛みは軽減した。1週間後の2回目来院で、施術翌日には痛みが再発したと分かった。初回同様に立位姿勢では右足重心になっており、2回目も右股関節に関わるお尻の筋肉を緩め、骨盤の歪みを調整。右股関節は、不安定さを感じたので、骨盤ベルトで骨盤を安定させた。この時点で立位において顕著な違いを感じている。安定して立てており、重心がまっすぐな感じがあるとしている。3回目の来院時は骨盤ベルトを付けていることもあり初回のような痛みはなく安定しているとのこと。実際、骨盤は顕著な左右差はなかったが、現在は間隔を空けて施術を行っている。

結果

この方の右の骨盤辺りの痛みは、骨盤の関節である仙腸関節の歪みによるものでした。妊娠したことによりホルモンの影響で関節が緩んで痛みが出たと考えられますが、腰痛持ちで初産の時から同じような症状だったことから、この方の場合はもともと骨盤の歪みを伴っていた可能性はあります。股関節の付け根に鈍痛が出たのも仙腸関節と股関節は連動しているので、仙腸関節の歪みは股関節に負担がかかりやすく、また仕事で座っている時間が長く、日頃から運動ができていないのも股関節周囲の筋肉に負担をかけてしまった原因かもしれません。骨盤の歪みが改善されたら(痛みが取れたら)、股関節のストレッチや骨盤の前傾後傾の動きなど、妊娠中でも負担なくできる動きなどを取り入れて、長時間の座っていても耐えられる筋力と柔軟性を身に着ける必要があります。不調のない産後にする為にも妊娠中に適度に動くのは大変効果的です。