こんにちは、リボンカイロプラクティック中目黒 副田です。
すっかり秋の涼しさを感じれる気候になってきましたね。9月は季節の変わり目なので、体調を崩される方が多いように思いました。私の身体のメンテナンスはカイロプラクティックよりもピラティスをして調整することが多いのですが、最近サボっていたので再開しようと思っています。
リボンカイロプラクティックではピラティスをやっているので、「ピラティスってなんですか?」や「ヨガとどう違いますか?」という質問をよく受けます。
そこで、今回はヨガとピラティスの違いについて説明します。今エクササイズを検討している方や自分にどちらが向いているか知りたい方は是非参考にしてください。
その前に、私がピラティスを始めたきっかけです。
カイロプラクターになって間もない頃、患者さんに対して症状が改善した後にストレッチ指導をしていましたが、それだけでなく効果的によい状態を維持できるエクササイズはないかなと思っていました。以前からピラティスはやっていましたが、とてもカイロプラクティックと相性が良いなと思ったことから、セミナーや資格コースを受講して指導するに至ります。ピラティスのインストラクターというよりは、カイロプラクターとしてのプラスαの部分で吸収出来たらという思いでしたが、ピラティスのムーブメントは解剖学に基づき理論的かつ効果的で、とても分かりやすく安全で指導しやすいなと思いカイロプラクティックの施術に積極的に取り入れています。
カイロプラクティック(施術)と相性が良いなと感じるのも、ピラティスはもともとドイツ人の看護師ジョゼフピラティスによって考案されたエクササイズであり、ベットの上でできるリハビリとして考案された点でもあります。姿勢改善やケガの予防として取り入れられています。
ヨガはというと、今から4500年前頃の古代インドで生まれたインダス文明にあると言われており、もともとは修行法であったのがヨガとして確立していったと言われています。現在のようなエクササイズではなく、心身の緊張をほぐして、心の安定と安らぎを得ることを大事として、瞑想ができるようになることがヨガとされていました。
呼吸法は違いますが、どちらも呼吸を重要としています。ピラティスは胸式呼吸であり、胸式呼吸は交感神経を優位にしてインナーマッスルや姿勢維持筋に働きかけ、代謝を上げる効果もあります。ヨガは腹式呼吸であり、副交感神経を優位にさせ、心と身体を結びつけ、精神統一やリラックス効果によって心の安定をはかります。呼吸法は違いますが、どちらも肉体と精神を整え健康に導く面では共通しています。
また、目的も違ってきます。ピラティスはリハビリとして始まったこともあり、体幹の安定や強化を行ったり、姿勢を改善させることによって健康を目指します。ヨガは、深い呼吸や瞑想によって心身のリラックスから心の安定を図り、メンタルを整えながら健康を目指します。
まずはどちらもやってみるのもよいと思いますが、ピラティスはややハードなイメージがありますが、正しい姿勢の維持が難しかったり、運動不足で筋力アップしたい方、また運動をしていてパフォーマンスの向上を目指したり、ケガや身体の不具合があってその予防や安全にケアを行いたい方にはおすすめです。ヨガは、運動と共に心を整えたい人、リラックスをしたい人、疲れがたまっている人など、身体を動かすとともに精神面の向上を図りたい人におすすめします。
ピラティスとヨガは、世代問わす浸透していて何よりも手軽に健康に導いてくれるツールです。どちらも素晴らしい効果があるので、是非体感してみてください。
産前産後の女性を対象とするエクサイズに興味を持ち、ピラティスインストラクターの資格も取得。WHO基準カイロプラクターとして、より効果が高く持続する独自のケアメソッドを提供しています。一児の母。